社長の想い

黒字経営を命題にする、若き税務会計のプロ集団。

株式会社 ワイ・エス会計(澁谷典彦税理士事務所) 
代表取締役 澁谷 典彦 氏

当たり前のことを当たり前に

結婚において、良き伴侶と巡り合うことが豊かな人生を歩むための第一歩となる。同じように企業にとっても、事業を継承し安定して成長させるためには、経営のパートナーとなる税理士の存在が欠かせない。

株式会社ワイ・エス会計は2007年開業。10名を超えるスタッフが在籍し、同業のなかでは比較的大きな税理士事務所といえる。それを束ねているのが代表の澁谷典彦氏だ。

「意外に思われるかも知れませんが、当たり前のことができていない税理士事務所も結構あるんですね。例えば、“毎月ご訪問させていただきます”と言って実際には行かない。“明日連絡させていただきます”といって、何の連絡もしない…。まずは、当たり前を当たり前に実行する。それだけでも自社の差別化につながると思いました」。

不満を抱える経営者が新規顧客になるケースも結構あるという。税理士業は、サービス業だと言い切る澁谷代表。誠実な対応力が持ち味になっている。

経営者とのコミュニケーションが肝

税理士の仕事は、税務申告書の作成や記帳代行業務、決算業務などが一般的だが、役割はそれだけではないと語る澁谷代表。

「経営者から会社の経営や方向性について相談を受けることがよくあります。こうした、その会社、その経営者特有の課題を解決していくことも税理士の大きな役割です。小手先だけの節税対策や短絡的なアドバイスではなく、長期的な目線でプロフェッショナルとして関係性を築かせていただくこと。時には嫌われても、会計を通じて経営状態の赤信号を伝えることが必要な時もあります。われわれの最終目標は、経営を黒字化して、会社を永続的に経営していただくこと。これが税理士の本分ではないでしょうか」と熱を込める。

これは、経営者と膝を交えて何でも話し合える関係性、親密なコミュニケーションがあって成り立つこと。税理士という仕事の醍醐味や喜びは、こんな信頼関係を築くことにあるのではないだろうか。

サラリーマンから税理士に転身

澁谷代表は大学卒業後、大手食品会社に就職し、総務畑の道を2年半ほど歩んだ。
「入社時は、花形のルートセールスをするのだと思っていたのですが、配属されたのは鹿児島の総務課。描いていたキャリアと異なるため、当時は結構いじけていました。何ら知識を持ち得ていないので仕事自体も不慣れで、総務と経理の板挟みで悔しくてトイレで泣いたこともあります。」と苦笑する。

「仕事柄、簿記の必要性を感じて簿記3級を取得したのですが、案外簡単に取れて、自分には才能があるのだと天狗になって会社を辞めてしまいました。後々簿記の難しさを味わうのですが、その時は知る由もありません。本当に若気の至りでした」。

実家の神戸に帰り、3年間猛勉強した後に税理士免許を取得し、妻の実家がある岡山の山邊誠税理士事務所に就職する。実はここが同事務所の前身になる。

「平成19年に山邊先生が急逝された折、親族に税理士免許を持った方がいなかったこともあり、私に白羽の矢が立ちお受けしました。今でもそうなのですが、社員の気持ちをひとつにまとめ、方向性を定めるのが一番大変です」。

ヤブ医者ではなく、かかりつけの医者に

最後に、澁谷代表に将来の展望をお聞きした。
「ヤブ医者になったらダメという想いが常にあって、組織を大きくすることで本業のサービスが低下してしまったら本末転倒です。お客様との関係性、距離感を意識して、これからも心強い存在であり続けたいです」。

「また、世の中が常に変化し、進化することに対して、価値のあるサービスを提供することが私たちの大切な役目。日々の勉強で自分たちの質を高めていくことが必要です。われわれの存在価値は人が全て。だからこそ、税のスペシャリスト、経営のパートナーとなるべき人材が育つ環境づくりに力を入れていきたいですね」。

澁谷代表を含め、若き税務会計のプロフェッショナル集団が、今後どのようなフィールドで活躍を広げていくのか注目したい。きっとその先に企業の元気な姿があるに違いない。

株式会社 ワイ・エス会計(澁谷典彦税理士事務所)