社長の想い

商品や企業の魅力を引き出す商業デザインの仕掛人。

株式会社 大塚デザイン 
代表取締役 大塚 學 氏

お客様のビジネスと夢をデザインでかなえる

株式会社大塚デザインは、1970年の創業で岡山では老舗のデザイン会社である。創業者は、現会長の大塚益美氏。その当時、女性デザイナーとしての経営者は珍しかったそうだ。

現在、商品パッケージを主軸に、名刺やチラシ、パンフレット等の各種印刷物、ホームページ、CI・VIなどの企画から制作までを行う。特に、商品のパッケージにおいては、岡山で草分け的な存在としてその名を広く知られている。

「ひと言でデザインといっても、世の中にはいろいろありますよね。私たちが手掛けているのは、お客様の商いや商品、サービスに係わるデザイン。お客様と向き合って、要望を聞き出しながらデザインに落とし込んでいくこと。お客様のメリットをターゲットに明確に伝えていくのが仕事です」と、大塚学社長。

同社が手がけるデザインは、お客様のビジネスに直結しているのが特長で、お客様と一緒に夢を育んでいる。

お客様の顔が見える仕事スタイル

商品のパッケージデザインは、大概何も無い状態からスタートすると言う。「デザインをするのは簡単ですが、最終的に売れることを着地点に考えて仕事をすることが大切で、売るための仕掛けづくり、その企画提案やプロモーション、ブランディングの構築が私たちの役割です」と語る。

ひとつの商品パッケージの案件が、ポスターやチラシ、ホームページ、名刺や封筒に至るまで、多種多様な販促ビジネスツールへと派生していくケースが多いそうだ。

また同社では、広告代理店経由ではなく、直クライアントのみの仕事にこだわり、デザイナーもクライアントと直接係わるようにしている。「デザイナーはお客様と直接やりとりをすることで、想いや熱意などを身近で感じられる、目標を共有できる楽しさがあります。もちろんプレーシャーもありますが、モチベーションが上がり、やりがいが大きく、仕事も面白いはずです」。お客様の顔が見える仕事スタイルこそが、大塚デザイン流のやり方だ。

素人だったからこそ、見える世界がある

大塚社長は、東京でウエブの仕事を経験し、2004年、同社に入社した。「ホームページの仕事をしていた頃は、今ほどデザインを重視して作らなくて良かったので、デザインの仕事に係わるようになったのは、この会社に入ってからです。といっても、本格的に勉強していたわけではないので、デザインの世界では全くの素人でした。でも、小さな頃からデザイナーの母親の仕事を身近に見ていたので、目は自然に肥えていたと思います。また経験がない分だけ、いろんなものを見ようと意識していました。デザイナーには負けられない気持ちが強かったですね」。

自らウエブ分野の仕事を担当する傍ら、企画力を重視したデザインスタンスで、新しいビジネスモデルを摸索していく。

新サービスで、デザインの価値を広げたい

同社では、2013年に『みんロゴ』という新サービスを開始した。ロゴマークを無料で提案し、採用後に制作費用が発生する成功報酬型のサービスだ。

「始めたきっかけは、ロゴマークの依頼が増えてきたこともありますが、むしろ、デザインの価値をもっと広く知ってもらいたい想いがあったからです。デザイナーと言うと、誰に頼めばいいのかわからない、しかも高そうなイメージがあると思います。もっと気軽にデザインの世界に飛び込んでもらって、うまくデザイナーを使ってほしいと考えたからです」。

新しいサービスへの取り組みは、お客様の反響もよく新しいビジネスモデルとしての手応えを感じていると言う。最近では、同じ仕組みでご当地キャラクターや企業PRキャラクターの制作を行う『みんキャラ』をサービスメニューに加えた。

「創業して40年以上になりますが、認知の点ではまだまだです。何かデザインに困った時に、弊社の名前が真っ先に思い浮かぶような会社にしていきたいですね。現在、デザイン会社としての将来像を模索中ですが、今できることを明確化にして、その中で残るものに特化していきたいですね」と、大塚社長。今後どんな面白いことを仕掛けていくのか目が離せない。

株式会社 大塚デザイン