社長の想い

お客様を幸せに。安心して長らく生活できる住まいづくりを提案。

株式会社 ひのき住宅 
代表取締役 能瀬 勝洋 氏

願いは住まいを通じて豊かな人生を

ひのき住宅は、戸建住宅、各種店舗などの設計・施工、不動産の造成開発や売買を手掛けている。総合住宅展示場・ハウジングモール倉敷のモデルハウスをはじめ、笹沖と酒津の展示場に太陽光の発電住宅や売電住宅を取り揃えるなど、社会の情勢やトレンドに合わせて、話題性があり、付加価値の高い住宅を提案し続けてきた。

一方、分譲地保有数で県内トップクラスを誇る岡住グループの一員ということもあり、土地探しから家を建てたい人にとって心強い存在になっている。

「自由設計を基本に建売住宅も取り揃え、可能な限りお客様のご要望にお応えできる体制を整えています。私たちのお客様の中心は30歳前後、いわゆる子育て世代で、土地探しの相談から始まる案件が約6割を占めています。住まいの提案を通じて、確かな人生設計のお手伝いをしています」と、能瀬社長。

大切なのは顧客に寄り添うこと

「モノを買う時にはいい物が欲しくなるのが人情ですが、お客様の懐事情を察知し、説得をしていくことも私たちの大切な役割です。お客様が家に執着し始めたら、10万円という金額が小さく思えてくるからです。でも実際はお金の使い道は家だけとは限りません。家はあくまで手段であり、家族を幸せにするライフプランを考える方が本当は大事なのです」。

同社にとって住宅の販売は、会社経営を維持するための手段に過ぎず、お客様を幸せにすることがミッションであり、最終的な目標だと言う。それを実現するためにお客様第一主義を貫いている。

「社員には、“かゆい所に手が届くようになってほしい”と、いつも伝えています。商品説明ももちろん大切ですが、それだけではお客様との信頼関係を築くことはできません。不安や心配事を事前に察知し、解決できてはじめて、その人への信頼に変わっていくものです。こうした信頼の積み重ねが弊社の強み、ブランドになっています。お客様の気持ちに共感すること。これが、ひのき住宅流のおもてなしです」。

現場監督からトップセールスマンへ

入社したのは1997年、22歳の時。住宅建築での経験を買われての転職だった。「入社初日、朝出勤すると、いきなり現場に行け。正直、どんな会社なのかと思いました」と、苦笑する。

同社はその当時、200区画の大型団地の案件に携わり、2×4工法の建築を押し進めていた時期で、能瀬氏に白羽の矢が立ったのだ。「当時、2×4工法なんて誰も知りませんから、15件ほどあった現場に行って、フレーミング(骨組み)を職人に教えていました。夕方まで現場を周り、帰って翌日の段取りを組む。そんなことを半年程続けました。大変でしたが、やりがいはありました」。

現場監督を4年ほど経験した後、営業の仕事にも携わるようになる。2年目に、同社の個人年間売上の記録をつくった。この記録はいまだ破られていないと言う。

「タイムカードを押す暇がなかったほど忙しかったですね。四六時中、お客様のことばかり考えていました」。まさに、飛ぶ鳥を落とす勢いだった能瀬氏。その営業スタイルはあくまで自然体。真心を込めて、嘘偽りなくお客様と本気で向き合うことでトップセールスの階段を駆け上った。

太陽のような存在になりたい

2015年、40歳の若さで社長に就任した。
「数年前から話はあったのですが、ずっと断わっていました。社長は自分がなろうと思ってなるものでなく、周りのみんなが認めて、持ち上げられてなれるものと思っていました。今回がそのタイミングでした」。

社長業に専念するために、今までの仕事は社員にすべて割り振ったと言う。「社長の役目は、いわば太陽でいいと思っています。会社の未来を照らし、社員に生きる息吹や働く気力を与えるような存在になりたいですね」。

2025年、新設住宅着工戸数は、現在の90万戸から60万戸台へと、住宅市場が縮小されると予想されている中で、現状維持を死守しながら、不動産やリノベーションなど、ビジネスの得意分野や延長線上で裾野を広げていきたいと言う。

1982年設立、老舗の住宅会社“ひのき住宅”。求心力のある新しいリーダーのもと、どのように変わり、進化していくのか。これからが楽しみだ。