社長の想い

明るく自由な社風とISMS認証でより上質なシステム開発に挑む。

株式会社 ヴィガプレイス 
代表取締役 西尾 謙二 氏

本物が選ばれる時代を迎えたIT業界

情報、通信技術に関連する「IT産業」は、今や日本の産業の主軸の一つとなっているが、急成長してきた分野だけに、IT企業の実力や特色もさまざまだ。小規模の商店から大企業に至るまで、自社のIT環境を整えるにあたって、どことパートナーを組むかは、業績に直接影響してくると言っても過言ではない。

また近年、情報漏えいや改ざんといった問題が取り沙汰されており、情報を扱う会社がいかにして信頼を獲得するかが重要な課題となってきている。

2006年に設立されたヴィガプレイスは、大手システム開発企業からの依頼により、地場企業のシステム開発を受託で請け負う会社だ。お客様の元へ同行して要望を伺い、持ち帰ってシステム設計を行う。稼働テストを実施する際はお客様のもとに1、2カ月出張するが、顧客とよりよい関係を築いていく時間でもある。仕事一つひとつが次の仕事を生むのだ。

打ち解けた職場環境で業績を伸ばす

一人で黙々と仕事に向かうのではなく、年齢や役職に関係なく、思ったことを自由に話し合える活気ある会社にしたい。これが、西尾社長が独立した時の想いだった。ヴィガプレイスという社名の由来でもある。

緊張を強いられる仕事だからこそ、社員間の日頃のやりとりを大切にしている。
「1日24時間のうち三分の一以上は仕事場。じゃ、楽しくやろうよ、ということです。案件が始まるときのキックオフミーティングや、みんなで頑張ろうと気持ちを共有するその夜の集まり。無事終了した時の打ち上げも嬉しいものです」

決まった会議の時間は設けず、気がついた時に顔を合わせて話し合える雰囲気作り。社員旅行や月1回の食事会も大切にして、仕事がしやすい環境作りを心掛けている。

自分たちが理想とする仕事のスタイルを描き、キャリアの長い社員が中心になって、大手システム開発企業との間に築いてきた信頼関係は厚い。

「プロジェクトが大きければ大きいほど最初が肝心ですから、仕事の進め方やルール決めなど、どうすれば一番効率的で最適かを発注元へ積極的に提案します。発注元からも、気になることがあったらどんどん言ってほしいと言っていただけるまでになりました。今後は、若手をいかに育てて、このスタイルを引き継ぐかですね」

ISMS認証取得によって仕事の質が向上

またヴィガプレイスは、機密性の高い官庁や自治体関係のシステム開発を数多く手掛けるため、情報管理については自らに厳しいルールを課している。その基準となっているのが、2011年に取得した一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が発行するISMS(情報セキュリティマネージメントシステム)認証だ。

ISMS認証とは、組織のマネジメントや仕事のプロセスにおいて、情報セキュリティに関する体制がしっかりと築けていることを認める国際的な評価制度だ。取得後は、仕事全般について細かく記録を取り、年に一度JIPDECの入念なチェックと現地審査が行われ、3年に一度再認証を受けなければならない。取得、運用の基準が厳しいため、岡山県内での取得は2017年現在、59社にとどまる。

「仕事はできて当たり前で、いかに厳格に対応できているかで信用度が全く違ってきます。同業者が増えているため、より高い信頼を得て、大手システム開発企業と取引するにはISMS認証の取得は必須です。現在の課題は、入社間もない若手社員にどうやって指導し、意識を植え付けるか。月に1回確認会議を実施し、社員教育を徹底しています」と、西尾社長は認証取得の重要性を語る。

若手の人材育成と組織の拡大が目標

ISMS認証の取得によって、働く体制と仕事の質がより一層向上したヴィガプレイス。今後も中国、四国地方のシステム開発を必要とする企業から声をかけてもらえる会社であるために、組織を社員20名までに拡大したいと考えている。特に若手の人材育成が喫緊の課題で、若手社員同士が切磋琢磨できる環境が必要だと感じている。

「私たちの仕事は、まずは人ありきです。人として成長し、お客様に受け入れられ、一人でも交渉できるぐらいに成長していってほしいですね。そのベースには礼儀正しく、笑顔でだれとでも話ができることが大切です」

設立から10年を過ぎて、ヴィガプレイスとしての土台は築かれた。キャリアを積んだ社員の力に若いパワーをプラスして、より幅広く、柔軟なシステム開発に取り組む段階を迎えている。

株式会社 ヴィガプレイス